7月に入りいよいよ本格的な夏がやってきます。
すでに5月から暑さを感じ始めているかたも多いかと思いますが、今年の夏(7月~8月)の暑さはどのくらいになるのか気になりますよね。
どうやら、今年の夏は非常に暑くなるという可能性が高く、アメリカのNASAからも「史上最も暑い夏」になる見込みだと発表されています。
早くも気が滅入りそうな情報ですが、一体どれくらいの暑さになるのか、暑くなる理由についても調べてみました。
今年の夏の暑さは?
7月に入り、これから夏本番!
夏は海や花火大会、バーベキューなど外で楽しむイベントも盛りだくさん。
暑いのが苦手という方も多いかと思いますし、できるだけ暑くなってほしくないですよね。
そんな気になる今年の夏の暑さは一体どれくらいなのか。
気象庁ではむこう3ヶ月の天候予報が発表されています。
予報によると…
・この夏は全国的に気温が高い
・特に西日本を中心に厳しい暑さになる
・降水量は平年並み(沖縄・奄美地方を除く)
実は近年のエルニーニョ現象の影響で、日本だけでなく地球全体の気温が高くなっています。
そのため今年の夏は暑い空気が西日本に流れ込み、厳しい暑さが続く猛暑日となる日が多くなると発表されています。
もちろん西日本だけでなく、東日本も気温が高くなる日が多くなるため、例年以上に熱中症に気をつけるように注意を呼びかけがされていますね。
最近でも熱中症で運ばれたというニュースもされていました。
また、7月4日現在の時点でようやく台風1号の情報が報告されました。
ここまで台風が遅いのは実に19年ぶりらしく、これは異常気象であるとも言われています。
台風が来ないと実は深刻な水不足を引き起こす可能性があるのです。
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NASA「史上最も暑い夏になる」と発表
地球全体がの気温があがっていることからも、世界的に暑くなりそうな今年の夏。
アメリカ航空宇宙局(NASA)では4月の時点で世界の気温と海水温が観測史上最高気温を記録したとの発表がありました。
NASAでは1951年~1980年までの4月の平均気温を観測し、その平均に比べ今年2016年は1.11度の上昇を記録したそうです。
たった1度程度かと思っていてはいけません。
地球の平均気温が1~1.5度上昇すると生態系への影響を及ぼし、1年間にすると365度の熱量増加となるため農作物が受ける影響は大きなものとなってしまいます。
そうなると私たちの食卓にも影響してきますし、1度といえども大変なことなのです。
なぜ今年の夏は暑い?
地球規模で暑さが高まっていることも判明しましたが、なぜここまで今年は暑くなっているのでしょうか。
実は2014年より地球上で発生したエルニーニョ現象。
これは南アメリカのペルー沖から太平洋までの広い範囲で海面の水温がいつもより高くなる現象です。
ちなみにエルニーニョとはスペイン語で「男の子」を意味するそうです。
このエルニーニョ現象は2016年の春には終息したとみられ気象庁でも発表されています。
しかし、今度は逆に夏の間に「ラニーニャ現象」が発生し、秋頃まで続く可能性が高いと言われています。
ラニーニャ現象は簡単に言うとエルニーニョ現象と逆であり、同じ海域で海面水温が低くなる現象です。
あれっ低くなるのであれば、暑さは軽減され涼しくなりそうに思いますよね。
しかし、このラニーニャ現象は、乾燥した空気が流れ込み、梅雨が短くなり、猛暑になります。
ちなみにラニーニャとはスペイン語で「女の子」を意味します。
2007年にラニーニャ現象が起こり、この年も日本で最高気温を記録する猛暑となりました。
もしかしたら2016年もラニーニャ現象により、記録的な猛暑日となるかもしれません。
おわりに
いかがでしたか。
かなり暑くなりそうな予感がする2016年の夏。
今から夏に向けて対策していた方がよさそうですね。
くれぐれも熱中症にならないように、お出かけの際や自宅などでも万全の対策をして夏を乗り切りましょう!
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